トラック、コート、ピッチなど、どんな場所でもNike Airはアスリートの味方
- 2024/5/30

ポイント
- Nikeには、誰よりもアスリートたちを理解しているという自負があります。 新しい研究、高度な機能、大胆なイノベーションを組み合わせ、Nikeはスーパーシューズとして名高いアルファフライのシリーズをあらゆるマラソンランナーに最適なアルファフライ 3に進化させました。 現在、Nikeはスーパーシューズの主要な構成要素の1つである独自のAirテクノロジーを最適化し、 トラック、コート、ピッチで並外れたパフォーマンスをアスリートにもたらそうとしています。
- Nike Sport Research Labの分析力と、アスリートたちから採取した比類のない各種データを活用してAirを最適化し、スポーツを愛する人々の夢を実現するシューズの創造に取り組んでいます。
- スポーツ科学の研究成果や抜群の精度と独創性を駆使し、Nikeは陸上競技選手向けのスパイクをアップデートしたナイキ ビクトリー 2とナイキ マックスフライ 2を完成。さらには新しいバスケットボールシューズのナイキ G.T. ハッスル 3、史上最もプレミアムなサッカーシューズの2024 ナイキ エア ズーム マーキュリアルを発表しました。
- ナイキ アルファフライ 3は新しいカラーで装いも変え、2024年1月からnike.comと一部の販売店で発売されました。 新しいナイキ マックスフライ 2とナイキ マックスフライ 2は、現在nike.comにおいて数量限定で販売中です。 G.T. ハッスル 3と2024 エア ズーム マーキュリアルは、7月からnike.comと一部の販売店で購入できます。 ナイキ アルファフライ 3、ナイキ ビクトリー 2、ナイキ マックスフライ 2は、現在nike.comと一部の販売店で購入できます。
革新的なアルファフライを履いたエリウド・キプチョゲが、フルマラソン2時間の 壁を破るという偉業を成し遂げてから5年。Nikeはさらなる技術の革新に力を注いできました。
新しい研究、高度な機能、大胆なイノベーションを組み合わせ、Nikeはスーパーシューズとして名高いアルファフライのシリーズをあらゆるマラソンランナーに最適なアルファフライ 3へと進化させました。 現在、Nikeはスーパーシューズの主要な構成要素である独自のAirテクノロジーを最適化し、 トラック、コート、ピッチで並外れたパフォーマンスをアスリートにもたらそうとしています。
「アルファフライがヒットしたとき、Air Zoomが採用されていることに誰もが衝撃を受けました」と語るのは、ランニングフットウェア部門副代表のトニー・ビグネル。 「意見が大きく分かれましたが、ワールドクラスのNike Sport Research Labにおける専門的な研究と、世界最高のマラソンランナーであるエリウド・キプチョゲの助言からAir Zoomの効率と反発力が証明されました。業界最高のエネルギーリターンを生み出していることがわかったのです。 NikeのZoomXフォーム、カーボンプレート、Air Zoomユニットを組み合わせたスピードシステムは、今後もNikeの強みであり続けるでしょう」
ナイキ アルファフライのプロトタイプを履いたエリウド・キプチョゲがマラソンを1時間59分40秒で走り抜いて以来、アルファフライ 3は史上最も軽量で高精度なモデルへと進化してきました。 ナイキ アルファフライ 3 では、これまでのスプリットソールから、 かかとと前足部を一体化したソールでつなぐスタイルに変更。ランナーの足がどのように着地しても、ペースに関係なくスムーズな体重移動が可能になります。 ナイキ アルファフライ 3の超軽量なフォルムは、初期の3Dレンダリングから手元のプロトタイプに至るまで、デザインプロセス全体にわたって、日常の市民ランナーやトップランナーを含む幅広いテスト参加者のフィードバックに耳を傾けることで実現しました。 エリウド・キプチョゲのようなアスリートたちから得たヒントのおかげで、どんなランナーでも効果的にユニットの性能を引き出せるようなデザインが考案できました。アルファフライのミッドソールやヒールから余分なフォームを削ぎ落とし、前足部のAir Zoomユニットに負荷を集中させています。
アルファフライの進化の過程を通じて、変わらなかったテクノロジーはAir Zoomだけでした。 「シューズの他の要素を微調整しながら、前足部の2つのAirユニットとの連動性を高め、Airから最大限の性能を引き出すことができました」とビグネルは語っています。 うまく機能している要素は、変えずに強化するのが得策。
その論理の正しさが証明されました。 2023年のシカゴマラソンでは、アルファフライ 3(開発中のプロトタイプ)を履いたNikeアスリートのシファン・ハッサンが女子マラソン歴代2位の記録を樹立。Nikeアスリートの故ケルヴィン・キプタムも男子マラソンの世界新記録を達成しました。
短距離から長距離まで、さまざまなトラック競技の一流アスリートたちの新記録樹立をサポートするため、NikeはAirを搭載したスピードシステムを取り入れてきました。
Air Zoomユニットは2020年にNikeのトラック用スパイクに初搭載され、革新的なクッショニング革命をアスリートにもたらしました。 2024年のパリに向けて、100m~400m走の短距離走者向けにデザインされたナイキ マックスフライ 2と、 800m~1500m走のアスリート向けにデザインされた中距離用スパイクのナイキ ビクトリー 2が発売されます。接地面をこれまでよりフラットにすることで、安定した履き心地で接地面積を広げ、Nike Airならではの高いエネルギーリターンを実現します。 新しいマックスフライ 2とビクトリー 2は、どちらも内側のサポートと安定に欠かせない斜めのラインが特徴です。アスリートはトラックのカーブで安定性を確保しながら、踏み出しのパワーを最大限に活かせるようになります。
「アスリートが発揮するスピードだけでなく、Nike Airテクノロジーは陸上競技というスポーツそのものに変化をもたらしています」と語るのは、NSRLの主任リサーチャーを務めるエミリー・ファリーナ博士。 「マックスフライとビクトリーにAir Zoomが搭載され、クッション性の高いスパイクを手に入れたことで、これまでとは異なる距離への参入を試そうとするアスリートも出てきました」
陸上競技シューズにおけるAirの有効性は、昨年度の結果がすべてを物語っています。2023年、陸上競技とマラソンでは9つの世界記録が樹立されましたが、 そのうち8人がNikeアスリート 。 1500mからマラソンまでの距離走で、次々と世界記録を樹立したのです。 さらに2023年の世界屋外陸上競技選手権大会では、メダル総数の50%がNikeアスリートに贈られました。
Nikeは、独自のテクノロジーを高い精度で独創的に応用しています。 「Airでできることはたくさんあります。 Airは最も保護効果の高いクッショニングシステムであり、最も反発力に優れたクッショニングシステムでもあります」と語るのは、ランニング フットウェア商品デザインイノベーション担当のレオ・チャン(シニアディレクター)。 「さまざまな形状や膨らみのAirユニットがあるのは、Airのサイズや形状が重要だから。体重が軽い場合は、より確実に足とAirを連携させる必要があります。特定のニーズがあるスポーツやイベントで、Airを必要とする人もいます」
ゲームの開始から終了の瞬間まで、最大のエネルギーリターンを得られること。バスケットボールプレーヤーたちの願いは、Nikeの研究者たちにも届いています。 そのニーズを念頭に開発されたのが、新しいG.T. ハッスル 3です。
「このシューズの開発では、アスリートのエネルギーリターンを高め、適切な重量を実現し、全体的な快適性を向上させることが常に重視されました」と語るのはNikeの主任リサーチャーを務めるエリシア・デイヴィス博士。 「できあがったG.T. ハッスル 3は、まさにエネルギーを節約するシューズです」とデイヴィス博士はコメントしています。 「Nike Sport Research Lab(NSRL)は、アスリートがG.T. ハッスル 3を履いた場合、G.T. ハッスル 2を履いて同じ運動を行った場合よりも、酸素消費量が少ないことを発見しました」こうして検証された酸素の節約は、どんなプレーヤーにとっても重要であると彼女は付け加えます。プロの選手でも、ピックアップゲームの選手でもそれは変わりません。
科学が実証したエネルギー効率は、前足部に搭載された新しいNike Air Zoomユニットのおかげです。ユニットの細部までバスケットボールの動きに合わせてデザインされました。 この新しいAir Zoomユニットを、縫い込んだNike Air Zoomストロベルと組み合わせ、足裏に二層構造のAirを搭載したことで、エネルギーの貯蔵量とエネルギーリターンが向上します。 前足部のAir Zoomは、柔らかく弾力性に優れたヒールと連携し、高いオフセットも相まって、かかとからつま先へのスムーズな体重移動を促進します。 アッパーには、柔らかく軽量で通気性に優れた新しいニットのNike Radial Knitを使用し、重量を増やすことなく、ゾーンごとに足を包み込んでサポートします。
G.T. ハッスル 3のユニークな点は、NikeのNSRLがこのシューズの研究を初めから女性主導で行ったということです。
デイヴィス博士は語ります。「女性のためのイノベーションを生み出した画期的な事例です。男性用シューズのカラーを変えて女性用にするプロセスとは大きく異なりますから。 「スポーツをする女性たちの視点から、詳細なフィードバックをよく理解することが大切。 そうすることで、女性だけでなく誰にでもメリットがある最高のバスケットボールシューズを開発できるのです」
サッカー選手たちのニーズに応えるため、NikeはAirのイノベーションと機能をサッカーシューズにも取り入れました。しかし柔らかい芝生の上でプレーすることが多いサッカーには、乗り越えるべき障壁がたくさんありました。
まず1つめの課題は芝生への対応です。 硬めの路面や屋内コートでは、Air Zoomユニットを積み重ねることで(G.T. ハッスル 3の場合は厚さ30mm)アスリートの動きに対応したクッショニングが提供できます。 しかしサッカーで一般的な柔らかいピッチでは、アスリートの足ができるだけ地面に近いことが望ましく、エネルギーを吸収する芝生の上で急停止、急加速、鋭い全方向へのカットなどができなければなりません。 サッカー選手はがっちりとした硬めのシューズを好む傾向もあり、クッショニングを付加した「ソフト」なシューズのイメージが受け入れられない可能性もありました。
サッカー選手に適したAirの形を検討し、Nikeは薄い小型のパッケージにエネルギーを蓄えるソリューションに辿り着きました。 このようにして生まれたのが、厚さ4mmのAir Zoomストロベルです。そして2022年、マーキュリアルシリーズは初のサッカー専用AirユニットとしてAir Zoomをサッカーに再導入。その結果は圧倒的なものでした。 Nikeのアスリートたちは、ピッチから得られるエネルギーリターンの大きさに驚きました。 アスリートたちがNikeを信頼していたからこそ、Nikeはイノベーションの応用に成功できたのです。
この夏のパリに向けて、Nikeチームはアスリートたちに最速のシューズを提供すべくさらなる改善の道を模索しました。 Airのイノベーションを微調整したナイキ 2024 エア ズーム マーキュリアルでは、前モデルよりエネルギーリターンが10%向上しています。
ここでもNikeチームはAirをサッカーに合わせて最適化することで、困難な課題を解決しました。 2024 マーキュリアルでは、Air Zoomストロベルユニットからフレックスグルーブ(アウトソールやミッドソールにある溝)を取り除き、調整を加えたフレックスゾーンを足裏に追加したのです。 フレックスグルーブ(アウトソールやミッドソールにある溝)を取り除くことで反発力を最適化し、調整を加えたフレックスゾーンを前足部に配置することで、アスリートの足とAir Zoomの連携を向上させました。 2024 マーキュリアルのプレートとスタッドのデザインはミッドフットのAirユニットとの連動性が高まるように設計されており、実証済みのマーキュリアルトラクションも搭載しています。 さらにブレード型のスタッズをV字に配置し、あらゆる方向への効率的な動き出しをサポート。ピッチ上をすばやく動き回りながら、急な方向転換も可能にします。
シューズが足の一部のようにフィットする自然な着用感は、多くのサッカー選手にとって極めて重要なこと。シューズがプレーの妨げにならず、自分と一体化して動くときに最高のパフォーマンスが発揮できます。 そんなアスリートたちの声に耳を傾け、Nikeは2024 マーキュリアルのフィット感をできるだけ足の形状に沿った立体的な構造にしました。 デザインチームは、アッパー素材を5層から3層に減らし、より柔らかく軽量なシューズを設計しました。 これによってアッパーの厚みが約30%もカットされ、アスリートの足に馴染みやすい自然な履き心地が生まれました。
エンジニアード素材の裏地をシューズ内側に配置し、要所が十分に固定される内部構造を追求しました。グリップや固定感が不要な部分には、耐久性に優れた軽量繊維のAtomKnitを使用しています。これはエリート向けの陸上競技用スパイクにも使用されている素材です。 構造と素材の工夫によってさらに重量がカットされ、より軽量なシューズに仕上がりました。
Airの将来は? Nikeは最新の人工知能(AI)と高度なデジタルツールを活用し、A.I.R.(Athlete Imagined Revolution)を通じて、Nikeアスリートたちと世界に一つだけのオーダーメイド製品を共同開発しています。 A.I.R.は、明確なビジョンを持つ13人のアスリートとの共同創作によってAirの未来を構想中です。AIとアルゴリズムツールを駆使し、科学に基づいたNikeの専門知識、クリエイティブな共感力、デザインへの好奇心をユニークに活用しているのです。 NikeはA.I.R.を通じてアスリートたちの声に耳を傾け、競技者としての可能性も増幅させています。
Nikeのイノベーション最高責任者を務めるジョン・ホークは、次のように説明しています。「最高のパーソナライズ、無限のコラボレーション、比類なき創造性によって運営されるA.I.R.は、無限の可能性を秘めています。 データ、デザイン、独創性のパワーを活用して、私たちはイノベーションの新たな高みを目指しています。画期的なスポーツの新時代には芸術と科学が融合し、イノベーションに境界はありません」
ナイキ マックスフライ 2とナイキ ビクトリー 2は、現在、nike.comにおいて数量限定で販売中です。 ナイキ G.T. ハッスル 3とナイキ 2024 エア ズーム マーキュリアルは、7月からnike.comと一部の販売店で購入できます。
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