2021年の東京で初めて採用された3x3が、再び世界の舞台に登場します。 アトランタ・ドリームのガードとして活躍するアリシャ・グレイは、金メダルを獲得した米国代表チームのメンバーでした。 アリシャにとっての3x3は、従来の戦略、容赦のないスピード、瞬時の思考の組み合わせです。 パリに向けて準備を進めるアリシャに、この競技の基本的なルールと、従来の5人制バスケットボールとの主な違いについて説明してもらいました。
試合時間は10分で、得点は1ポイントまたは2ポイント。 ファウル7回で相手チームにフリースロー2回、ファウルが10回になると相手チームにフリースロー2回と攻撃権が与えられます。 21点先取するか、10分間の試合終了時にリードしていたチームが試合の勝者となります。
プレーは中断することはなく、常に速いペースで進みます。 ショットクロックはたったの12秒。 立ち止まって呼吸を整える時間もありません。 相手チームが3ポイントラインの外へボールをクリアしたら、攻撃を続けるか、自陣に戻ってディフェンスに入ります。 得点が入った後も試合はそのまま続きます。
重要なのは適切なスペーシング。 3x3では、ヘルプサイドディフェンスで守備を固めるのはかなり困難です。 ゴールエリアからベースラインへ、またはベースラインからゴールエリアへと位置を入れ替えるのはほぼ不可能なので、2人がかりでディフェンスを行うダブルチームのプレーはほとんど見られません。
オフェンスではチームメイトとの距離を保つ必要があります。チームメイトがゴールに接近するのを邪魔することになるうえ、相手側のディフェンダー1人が同時に2人に対応できることになるためです。 5人制のゲームでは通常、ゴールエリアにポストプレーヤーが配置されるため、前進していてうっかりぶつかる可能性もあります。 しかしうまく間隔を取ることで、ディフェンダーが誰をカバーするべきかの判断を迷わせることができます。