NIKE, Inc.、事業運営体制の変更を発表
- 2026/10/1

NIKE, Inc.は本日、事業運営体制の変更について、従業員に以下のメッセージを共有しました。
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チームの皆さん
本日は、Nikeの事業運営体制の変更についてお伝えします。今回の変更は、Sport Offenseの取り組みをさらに加速・拡大するとともに、Nikeが長期的に成長できる体制を整えることを目的としています。
これからの時代をリードする企業には、より迅速に行動し、各地域でアスリートやお客様のニーズによりきめ細かく応え、イノベーションにこれまで以上に積極的に投資することが求められます。そのためにNikeは、よりスピーディーな対応と高い効率性を実現し、アスリートを中心に据えた企業を目指して、変革を進める必要があります。
今回の変更により、Nike全体で一部の職務が削減されることになります。このような発表が不安を生むことは十分に理解しており、決して軽く考えてはいません。このプロセスを通じて、私たちは皆さんに直接情報をお伝えし、透明性を持って対応するとともに、一人ひとりを尊重して進めていきます。今回の取り組みに伴い影響を受ける職務に関する決定は、2027年以降、順次行われる予定です。
ほとんどのチームメイトにとって、当面取り組むべき業務に変更はありません。一部の財務情報も共有していますが、これらの数値は現時点での見積もりであり、今後大きく変わる可能性があります。この影響についてメディアで目にする情報は、現時点ではいずれも推測に基づくものです。削減される職務の数や対象となる具体的な拠点は、まだ決まっていません。
以下では、今回の変更内容と、持続可能で収益性のある成長を実現するためにNikeが目指す姿について、詳しく説明します。また理解を深めるために、第1四半期の決算説明会もぜひお聞きください。
未来に向けたNikeづくり
この1年間、Nikeはあらゆる取り組みの中心にスポーツを据えてきました。着実な前進を示す明るい兆しが見えていますが、長期的に成功を収めるためには、まだ取り組むべきことがあります。アスリートやお客様にさらに寄り添い、迅速に意思決定を行うとともに、最大の価値を生み出す分野に投資を集中する必要があります。
こうした取り組みをPaceと呼んでいます。
Pace
Paceは新たな戦略ではなく、直近の四半期業績だけを受けて始めた取り組みでもありません。Paceは、次の4つの優先事項を柱としています。
- サプライチェーンの近代化に向けた取り組みを加速する
- 事業体制を3つの地域に再編する
- インドに新たな拠点を設立する
- 働き方と人員体制を変革する
これらの変革を一体となって進めることで、グローバル企業としての強みを持ちながら、各地域で迅速に対応し、急速に変化する市場においてアスリートのニーズに柔軟に応えられる企業を目指します。
サプライチェーンの近代化:柔軟性、対応力、効率性
サプライチェーンの近代化に向けたこの取り組みは、1年以上前に開始し、現在では大きな進展が見られています。
サプライチェーン&テクノロジーチームでは、業界内で築いてきた強固なパートナーシップを生かし、より迅速かつ柔軟に対応できる体制の実現に向け、具体的な計画を進めています。
こうした変革には、テクノロジーを活用したソリューションの導入や、より変動性の高いコスト構造への移行が含まれます。これにより、スピード、サービス、収益性を向上させるとともに、お客様の需要に対してより柔軟に対応できるようになります。
Nikeの事業規模では、こうした取り組みが大きな意味を持ちます。
アスリートとお客様をより近くでサポート:3つの地域体制
Nikeでは事業体制を3つの地域に再編し、事業を展開する各市場により近いところで意思決定を行い、説明責任を明確にし、リソースを配置できる体制を整えていく予定です。
3つの地域は以下のとおりです。
- アメリカ:北米と中南米を統合
- アジア太平洋と中華圏:アジア太平洋地域と中華圏を統合
- 欧州・中東・アフリカ:現在と同じ地域体制で引き続き事業を展開
この変更に伴い、アジア太平洋と中華圏のリーダーシップチームはシンガポールを拠点とします。また、現在ビーバートンから同地域をサポートしている一部の職務についても、担当するアスリートや市場により近い場所へ移行します。各チームは、2028年度にこの新たな体制へ移行する予定です。
ベンガルール:将来の対応力を強化する新たなNikeキャンパス
Nikeはインドのベンガルールに、新たなキャンパスを設立します。インドはすでにNikeにとって重要な成長市場であると同時に、生産拠点でもあり、高い能力を備え、優秀な人材を確保できる環境があります。ベンガルール キャンパスは、新たな能力と優秀な人材への長期的な投資であり、インドを含む世界各地のアスリートに、より良いサービスを提供できる体制を強化することを目的としています。このキャンパスにフルタイムで勤務するNikeのチームメイトは、Nike、Jordanブランド、Converseにまたがる業務をサポートします。
すでにインドで勤務しているチームメイトは段階的にこのキャンパスへ移行し、今後数年をかけてキャンパスの規模を拡大していく予定です。
働き方と人員体制の変革
働き方や職場を変革する中で、今後、Nikeで必要となる職務の数は減少していきます。
こうした決定は、事業の成功に直結する重要な領域に、投資を重点的に振り向けることを目的としています。具体的には、製品イノベーション、ブランドストーリーの構築、お客様とのつながり、スポーツ、そして成長に関わる領域です。
繰り返しになりますが、今回の取り組みにより影響を受ける職務については、2027年以降、順次決定していく予定です。変更による影響を受けるチームメイトには、決定がなされた段階で、リーダーから直接、明確なスケジュールやサポート内容とともにお伝えします。各地域で協議が必要な場合は、そのプロセスが完了するまで、提案内容を最終決定することはありません。
今後の流れ
明日のNIKEチームミーティング(NTM)において、今回の変更についてさらに詳しく説明します。また、今後もWorkvivoの従業員向けハブを通じて、最新情報をお伝えしていきます。
11月16日から17日に開催されるInvestor Dayでは、Nikeの次の成長フェーズ、その成長を支える財務計画、そしてPaceが長期的な競争力の強化にどのようにつながるのかについて、さらに詳しくお伝えします。また、11月18日に行われる次回のNTMでは、全社で再び集まり、Investor Dayの内容や今後の戦略について引き続き話し合います。
今後取り組んでいくべきことは多くありますが、目指すものはシンプルです。アスリートとの距離をさらに縮め、お客様のニーズに素早く応え、より高い競争力を備えた、よりスピーディーで強いNikeを築くことです。
アスリートやお客様のため、Nikeのため、そして仲間のために、日々尽力いただき、ありがとうございます。
そして、皆さんがNikeに注いでくださる情熱、献身、困難を乗り越える力にも、心から感謝しています。
エリオット・ヒル
NIKE, Inc.プレジデント兼CEO