Nikeとスーザン・ファン、スポーツに息づく自然の力を称える新しいWomen’s Artistコレクションを発表

今から2年前、中国人デザイナーでアーティストのスーザン・ファンは、雲南省の農村で行われたNikeの「Boundless Girl」プロジェクトに参加しました。そこで彼女は、女の子たちが自由に走り、自分の夢を追いかけられるような、自然をモチーフにした鮮やかな遊び場をデザインしました。そして今、そのやさしさの中にある強さとしなやかな回復力の精神が、スーザンの「Nike Women’s Artist」コレクションとして新たな形で表現されます。

自身初となるNikeとのフットウェア・アパレルコラボレーションで、スーザンは水の流れや光の屈折、咲き誇る花といった自然の要素からインスピレーションを得て、自然の美しさとスポーツの表現を融合させたデザインを生み出しました。またこのコレクションは、優雅さと芯のある姿が一体となった女性の強さも讃えています。

「子どもの頃から運動が得意だったわけではありません。でも、スポーツがもたらすエネルギーや思い出にはずっと惹かれていました」と語るスーザン。彼女のスタイルは、繊細なクラフトマンシップを通じて喜びやエネルギー、希望を表現し、夢のようなシルエットや幻想的な色使いで知られています。「Nikeと共にスポーツとデザイン、スタイルを融合させ、人と自然の持つダイナミックな美しさを表現できることを本当に幸運に思います。そして、その感情面のつながりをこれからも大切にしていきたいと思っています」

スーザンの自然への愛は、母親の影響に深く根付いています。彼女の母は独学で絵を学んだ画家で、独自のスタイルで牧歌的な美しさと生命力を描き出してきました。母の温もりが宿るそれらの作品が、このコレクションを形づくる重要なインスピレーションとなっています。

クラシックな2つのNikeのフットウェアは、スーザンの家族の物語を受け継いでいます。レトロなナイキ V2K ランには、彼女の幼少期の絵から着想を得た波紋模様がスクリーンプリントされ、ナイキ ダンク LOWは母親の作品を基にジャカード素材で再解釈されています。どちらのシューズにも、Swooshのまわりに花が刺繍され、母と娘が共有する創造性とレガシーへのオマージュとなっています。

Women’s Artistコレクションにはフットウェアに加え、立体的なビーズの花で飾られた着回しの利くジャケット、ワスレナグサ柄のスポーツブラとショートパンツ、表情豊かなショルダーバッグ、ソックス、ロングスリーブTシャツが揃います。コレクション全体を通して、エアリーなブルー、フレッシュなグリーン、夜明けのようなイエローが織りなす配色が、「愛」「記憶」「再生」を表現しています。

スーザンがこのコレクションのインスピレーションを得たのは、ダイビングをしたときでした。水面へと昇る泡に太陽の光が差し込む、その儚くも力強い一瞬を捉えようとしたのです。そのイメージからコレクション全体に「水滴」のモチーフが繰り返し使われ、スーザンならではのハンドビーズのディテールで形になりました。小川のように波打つSwooshや、宙に浮かんでいるような軽やかで立体的な花々です。やわらかさと力強さをあわせ持つこれらの流れるようなデザインは、女性の芯のある強さを象徴し、スポーツを単なるパフォーマンスからスタイルや感情を表現する場へと引き上げます。

「このコレクションを身に着ける人に、小さくても深く確かな喜びを感じてもらいたいです。かつて私がダイビングで浮上する途中、水の中できらめく光を見たときに覚えたあの感覚のように」と、スーザンは語ります。

スーザン・ファンとのコラボレーションから生まれたNike Women’s Artistコレクションは、nike.com、SNKRSおよび世界各地の一部販売店で販売されています。