梱包(パッケージング)は製品を運ぶ際に不可欠な要素ですが、Nikeでは、広範にわたるサプライチェーン全体で廃棄物を減らすためにあらゆる側面を見直しています。 使い捨てのカートンから再利用可能なカートンに切り替え、世界中に製品を発送するために使用される配送用カートンの重量の削減に努めています。 また、配送時に利用される不要な充填材やパッキング材の使用も段階的に廃止しています。 2021年度末時点で、Nikeの配送センターの84%で充填材の使用が完全に廃止されました。
フットウェアにおいては、特殊なシューズの梱包を最適化し、シューボックスのあらゆる部分をリサイクル可能にしました。また、ボックスのサイズをぴったり入る大きさに変更して、重量と廃棄物を削減できるようにしました。 NikeやConverseのワンボックス梱包では、シューズをそのままシューボックスに入れて発送することができます。 外箱(および余分な梱包材)を廃止することにより、従来の配送方法と比較して注文品から生じる無駄を51%削減でき、二酸化炭素排出量は25%削減できます。 また、Nikeの各チームでは、つま先に詰め物が必要な場合を判断し、必要でない限りそれらを排除しています。 不要なつま先の詰め物を取り除くことで、2021年には約950万kgもの廃棄物を削減することができました。 アパレルとアクセサリーでは、より持続可能な梱包材を使用して、ジムバッグ、グローブ、シンガードなどの製品に使用される包装資材を最適化し、ハングタグシステムを最適化しています。
また、Nikeは世界中の小売店でビニール袋の使用を廃止しました。 以前は北米だけでも、250以上の店舗で5,000万枚以上のビニール袋が使用されていたのです。 また、プラスチック製ポリバッグの代替材料や解決策を検討し、デジタル製品の出荷に使用していたプラスチックの梱包を廃止する取り組みも行っています。 Nike European Logistics Campusでは、プラスチック以外の包装資材に完全に切り替えられました。